臨床研究


臨床研究とは

病気の予防・診断・治療方法の改善や病気の原因の解明、患者さんの生活の質の向上を目的として行われる研究です。当院では患者さまに、よりよい医療を提供できるよう医師、その他各職種で積極的に臨床研究に取り組んでおります。
臨床研究は、患者さまへの人権、安全への配慮を重視し、国の定める「指針」や「法律」に従って行われます。研究の内容については「臨床研究倫理審査委員会」で審査を行い、承認されたもののみ開始されます。
当院で行われている研究については下記の「横須賀共済病院で承認された臨床研究」「当院で実施している特定臨床研究」をご覧ください。

横須賀共済病院で承認された臨床研究の一覧

2024年度~実施の臨床研究
2023年度~実施の臨床研究
2022年度~実施の臨床研究
2021年度~実施の臨床研究
2020年度~実施の臨床研究
2019年度~実施の臨床研究
2018年度以前~実施の臨床研究

当院で実施している特定臨床研究:こちら

【臨床研究における個人情報の取り扱いについて】
臨床研究に使用されるカルテ情報や保管されている検体などは、「個人情報保護法」に従って適切に取扱いをいたします。研究結果は学会、学術誌などで発表されますが、お名前、ID、住所、電話番号等、個人を特定できる情報は公開されません。
臨床研究について患者様への研究内容の説明・研究参加への同意(インフォームドコンセント)を行います。内容によってインフォームド・コンセント行わない研究もありますが、患者様やご家族が、診療データーや保管されている検体を研究に使用してほしくない場合には、申し出てください。臨床研究への参加を断った場合でも、なんら不利益はございません。現在、行われている研究については上記の「承認された臨床研究」をご覧ください。

臨床研究に関するお問い合わせ窓口
横須賀共済病院 臨床研究センター TEL 046-822-2710 

【医学系研究に関する指針等】

  • 「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」:こちら
  • 「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針ガイダンス」:こちら

■特定臨床研究とは、臨床研究のうち以下の2つのいずれかに 該当する研究を指します。
医薬品製造販売業者等から研究資金の提供を受けて行われる臨床研究
国内で"未承認"あるいは"適応外"の、医薬品等※を用いて行われる臨床研究

※ 医薬品等・・・医薬品、医療機器、再生医療等製品が含まれます。
※ 治験及び観察研究は特定臨床研究には該当しません。

【横須賀共済病院の医学系研究に関する標準業務手順書(SOP)】
人を対象とする生命科学・医学系研究に関する標準業務手順書 PDF
特定臨床研究に関する標準業務手順書 PDF
人を対象とする医学系研究における安全性情報の取り扱いに関する標準業務手順書 PDF
人体から取得された試料及び情報等の保管に関する標準業務手順書 PDF
臨床研究の実施に際する教育・研修に関する細則 PDF
臨床研究に関する個人情報保護ガイドライン PDF
臨床研究倫理審査委員会手順書 PDF

【臨床研究に関する院内書式(研究者用)】はこちら

教育・研修について

医学系研究に携わるものは教育・研修を受ける義務があります。
従って、当院では下記の公式サイトのe-learning(ICR臨床研究は必須)を活用して教育・研修することを推奨しています。また、継続して院内の研修会や他の医療機関等にて開催される講習会等の受講を推進しています


〈その他推奨される教育資材〉
  • ナーシングスキル動画講義:看護研究Ⅰ、Ⅱ及びⅢ:院内ビデオ
  • UMIN e-learning(厚生労働科学研究費補助金 医療技術実用化総合研究事業)
  • 臨床試験のためのe-Training Center(日本医師会治験促進センター)
  • APRIN e-learning program (eAPRIN)

臨床研究倫理審査委員会

【臨床研究倫理審査委員会に関する情報】
  • 名称  :国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院 臨床研究倫理審査委員会
  • 設置者 :国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院 病院長
  • 所在地 :〒238-8558 神奈川県横須賀市米が浜通1-16
  • 窓口  :臨床研究センター
  [臨床研究倫理審査委員会 委員名簿]

【医学系研究の倫理審査委員会による審査】
医学系研究では、介入※1の有無、侵襲性※2の程度により倫理委員会の審査方法が異なります(以下参照)。

※1介入とは、研究目的であって、人の健康に関する様々な事象に影響を与える要因(健康の保持増進につながる行動及び医療における傷病の予防、診断又は治療のための投薬、検査等を含む。)の有無又は程度を制御する行為(通常の診療を超える医療行為であって、研究目的で実施するものを含む。)をいう。
※2侵襲とは、研究目的で行われる、穿刺、切開、薬物投与、放射線照射、心的外傷に触れる質問等によって、研究対象者の身体又は精神に傷害又は負担が生じることを侵襲という。侵襲のうち、研究対象者の身体及び精神に生じる傷害及び負担が小さいものを「軽微な侵襲」という。

審査ディシジョンツリー