リハビリテーション科

お知らせ

外来リハビリテーションを再開いたしました。詳しくは外来リハビリテーション通常業務再開のお知らせをご確認ください。

外来/科の診療の特色

リハビリテーション科は、当院の特徴である、がん医療・先端医療・救急医療のサポートをするために、急性期からリハビリテーションを開始することが特徴となっております。新生児から高齢者まで、さまざまな疾患のリハビリテーションに対応しております。当科の人員・施設設備に関しは、脳血管疾患等・運動器・心大血管・呼吸器・廃用症候群の5分野全てのリハビリテーション施設基準(Ⅰ)を満たしており、がんリハビリテーションの施設基準も満たしております。また、日本リハビリテーション医学会専門医研修施設にも指定されています。

ご紹介

心臓リハビリテーション
心臓リハビリテーション室
診療内容

脳卒中や骨折などにより、思うように体が動かせなくなった状態から、身体の機能を取り戻し、あるいは代替手段を獲得するための訓練をする科です。
体の自由がきかず起き上がれない、移動できないといった状態から、訓練を通して日常生活が送れるようになることをめざします。
また訓練で身体機能が充分戻らない場合でも、装具・自助具・福祉用具などを活用して日常生活をできるだけ自立して送れるよう援助します。
当院では発病すぐの急性期からリハビリテーションをおこない、回復期リハビリテーション病棟(病院)でのリハビリテーションへスムーズに移行できるようにしています。
回復期治療を卒業された後のいわゆる生活期についても、体力低下や痙縮(脳・脊髄麻痺に由来する四肢の筋のつっぱり)などに関する相談を承り、必要に応じて短期の訓練、補装具の処方、内服薬の調整、ボツリヌス治療等をおこないます。なお、髄腔内バクロフェン投与(ITB療法)は導入・維持とも実施していませんが、相談や実施病院への紹介は可能です。

痙縮について(ボツリヌス治療等)

業務概要

治療種目別件数

    2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
患者数 単位数 患者数 単位数 患者数 単位数 患者数 単位数
理学療法 脳血管疾患等 18,621 27,161 16,985 24,556 16,266 25,218 16,321 24,561
廃用症候群 13,119 14,639 14,620 17,355 9,213 12,074 8,749 11,201
運動器 13,764 22,779 12,407 20,110 11,053 18,453 11,248 17,624
呼吸器 4,747 5,720 3,009 3,657 5,033 6,046 7,055 8,761
心大血管 3,542 6,224 4,213 7,577 3,591 5,953 3,653 5,975
がんリハ 7,333 8,101 5,191 6,117 6,664 8,687 6,791 8,038
合計 61,126 84,624 56,425 79,372 51,820 76,431 53,817 76,160
作業療法 脳血管疾患等 11,736 17,405 11,251 18,029 10,815 17,947 53,817 10,741
廃用症候群 155 161 24 27 58 66 31 32
運動器 3,972 6,114 3,920 6,170 3,548 6,274 3,611 6,652
呼吸器         7 8 13 18
がんリハ 377 434 4 4 655 716 930 1,096
合計 16,240 24,114 15,199 24,230 15,076 25,003 58,402 18,539
副子(軟化成形使用型)       14   13   20
言語聴覚療法 脳血管疾患等 6,729 8,432 7,387 9,718 7,164 9,022 6,940 8,708
廃用症候群 3,108 3,222 3,517 3,877 1,591 1,703 1,249 1,287
運動器 54 58 3 3 16 20 10 11
呼吸器 23 23 38 39 1,576 1,782 2,072 2,144
摂食嚥下 5   0   0   0  
がんリハ 455 517 520 645 451 532 278 308
合計 10,374 12,252 11,465 14,282 10,798 13,059 10,549 12,458
その他 ADL維持向上等体制加算
患者数
4,274   17,122   16,515   16,082  
早期離床・リハビリテーション加算
患者数
351   843   1,749   1,702  

※廃用症候群リハビリテーション料は2016年度より新規算定開始
※ADL維持向上等体制加算は2016年10月より新規算定開始、2018年4月~2018年8月
 施設基準を満たせなくなり返上、2018年9月より1病棟算定再開2019年9月より2病棟算定。
※早期離床・リハビリテーション加算は2018年6月より新規算定開始。

新患依頼件数

  2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
  入院 外来 入院 外来 入院 外来 入院 外来
理学療法 5,189 241 4,481 191 4,434 141 4,888 155
作業療法 1,209 185 1,232 191 1,251 187 1,320 193
言語聴覚療法 1,362 29 1,145 21 1,425 18 1,488 23

傷病別患者件数

  2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
脳血管及類似疾患 2,532 2,531 2,727 2,954
CP(及類似疾患) 20 16 12 9
骨折及脱臼 810 757 766 811
脊髄損傷 41 34 45 36
末梢性神経麻痺 12 12 9 4
変形性関節症(脊椎) 189 197 213 223
変形性関節症(股) 36 58 36 31
変形性関節症(膝) 68 71 30 50
関節リウマチ 7 1 4 3
切断 5 7 4 5
廃用症候群 1,905 1,593 1,135 1,102
糖尿病 41 25 20 26
顔面神経麻痺 38 15 10 17
神経難病 175 126 140 175
心疾患 405 456 494 453
外科手術前後 176 66 35 0
乳がん 123 180 168 188
肺炎 729 732 574 679
呼吸器疾患 105 118 154 435
熱傷 11 2 3 11
骨関節疾患 87 92 57 101
失語症 125 172 133 83
構音障害 238 275 302 130
嚥下障害 576 778 881 1,088
がん疾患 956 556 701 704
その他 386 287 333 345

リハビリテーション科特殊外来・検査状況
特殊外来・検査

特殊外来・検査 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
装具外来 224 254 211 202
VF検査 57 31 17 25
ボトックス外来 48 58 63 71

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士学生実習受け入れ実績

    2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
理学療法 臨床実習 5 4 1 4
評価実習 2 2 0 1
見学実習 1 1 0 0
作業療法 臨床実習        
評価実習 1 1 0 0
見学実習 2 2 0 0
言語聴覚療法 臨床実習       1
評価実習        
見学実習        
診察の受け方
  • 外来診察時間:月曜日~木曜日の午前中9:00~
  • 予約は不要ですが、できれば紹介状等をご持参ください。紹介状なしでの初診は選定療養費がかかることがあります。また、医師出張等で臨時休診があります。事前にお問い合わせいただけると安心です。
専門用語の解説
専門用語 解説
FIM(機能的自立度評価表) 身の回りのこと(食事・洗顔・着替え・トイレ・歩行など)が出来るか出来ないかを、各項目を1~7点で評価し、126満点となる評価表です。
どれだけ身の回りのことができるようになっているかを評価するために、入院中の状態を点数化しています。
その他
  • 車椅子、装具、コルセットの作製も可能です。水曜午後の装具外来を受診してください。
  • 身体障害者手帳意見書(肢体不自由・音声機能、言語障害又はそしゃく機能の障害)・精神障害者手帳(高次脳機能障害)・障害年金診断書・各種手当の書類も作成します。
リハビリテーション1
左:PT室(1) / 右:PT室(2)

リハビリテーション2
左:PT室(3) / 右:OT室

リハビリステーション3
左:小児訓練室 / 右:言語聴覚療法室