病理診断科

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ご紹介

常勤3名、非常勤9名で病理診断、細胞診断、病理解剖にあたっています。
部長の津浦と教育部門長の中谷は、学会認定病理専門医および臨床細胞学会専門医資格を有し、副部長の矢毛石も口腔病理専門医資格を有します。また、非常勤病理医も全員が認定病理専門医資格を有します。全科にわたる多彩な病変が組織検体として提出されるため、しばしば診断に難渋する例もありますが、分子生物学的手法や特殊染色を適切に追加すること、さらには他施設へのコンサルテーションも行って、正確な診断を行うように心がけています。非常勤医には平成24年度から東海大学医学部病理診断部門の陣容が加わり、彼らが得意とする血液病理診断の領域に関して、診断レベルの向上が期待されます。患者さんの前に出ることの少ない診療科ですが、臨床医とともにみなさんの診療に尽力していきます。

業務内容
項目名 内容
組織診断 内視鏡検査などから得られた生体検体、あるいは外科手術から得られた手術検体の検索です。良性・悪性の判断、病期の進行度などを詳しく検索します。
細胞診断 乳腺、甲状腺などの病変に直接針を刺入して得られた細胞や、気管支、子宮頸部などからはがれ落ちてきた細胞を、形態学的に観察して、悪性細胞の存在の有無を検索します。
術中迅速診断 妥当な切除範囲の決定などに必須の診断で、手術中に得られた組織の評価を15分程度で行います。
病理解剖 死因の追求、治療の妥当性、治療効果判定のための死体の解剖で、死体解剖保存法に従います。
実績
剖検、組織診、細胞診の実績(令和3年)
  総剖検数 入院患者剖検数 入院患者死亡数 院内剖検率
(%)
組織診件数
(うち迅速診断)
細胞診件数
院内 7 7 645 1.09 9,424(230) 7,087
院外 1       161(0) 53
合計 8       9,585(230) 7,140
過去3年間の剖検数
  令和元年 令和2年 令和3年
院内 21 15 7
院外 1 1 1
病理診断科(病理検査室)で実施される特殊検査など

①免疫組織化学一般
②In situ hybridization(EBERなど)
③遺伝子変異解析(各種)
④OSNA法によるセンチネルリンパ節検索
⑤蛍光抗体法(皮膚生検)
⑥いわゆるゲノム医療に対する標本提供
HPV is situ hybridization
悪性中皮腫
染色例