形成外科

ご紹介

診療内容

 形成外科は現在、専門医1名の体制で診療をおこなっています。少人数ですが北里大学形成外科・美容外科および横浜市立大学形成外科と連携し、形成外科の扱いうるほとんどすべての疾患に対応する体制をとっております。
 形態を整え機能を回復させるQOLの外科として、形成外科一般に加えて再建外科、美容医療も行っております。 診療では手術以外の方法も含め、患者さんの要望に沿ったオーダーメイド診療を心掛けています。外科的療法では、傷ができるだけ目立たたなくなるように努めています。
 また、各診療科との連携に努めている事も当科の特徴です。耳鼻咽喉科との頭頚部再建をはじめ、外科と連携した乳房再建など再建外科手術も多く、他科と連携した再建手術は年間で約30件です。皮膚悪性腫瘍は切除から再建を当科で行なっていますが、術前から皮膚科と連携して行う事で患者さんに安心して治療を受けていただけるよう心掛けています(平成26年悪性腫瘍手術22件)。平成20年からは皮膚科と合同でフットキュア外来を毎週木曜日に行っています。
 平成26年度の形成外科手術件数は704件(入院手術234件、外来手術346件、レーザー治療124件)でした。

形成外科1
レーザ機器(左からQ-yagレーザー、CO2レーザー、I2PL)
主な取り扱い疾患
疾患名
いぼ、ほくろ、粉瘤、脂肪腫、血管腫、など皮膚や皮下の良性腫瘍、皮膚悪性腫瘍
乳房再建、頭頚部など腫瘍切除後の再建
外傷性皮膚壊死、糖尿病性潰瘍、壊疽、褥瘡、下腿潰瘍、放射線潰瘍などの慢性難治性皮膚潰瘍
手術やけがの傷あとやひきつれ(瘢痕、ケロイド、瘢痕性の禿頭症)
熱傷の保存的治療、外科的治療
顔面や手足、体幹の先天異常や変形(副耳、小耳症、耳垂裂、耳ろう孔、口唇口蓋裂、多合指症、臍ヘルニア、陥没乳頭など)
顔面外傷(顔面骨の骨折、顔面軟部組織損傷)、手指の外傷(切断指、指先部損傷)
陳旧性顔面神経麻痺の形成手術
眼の形成外科(眼瞼下垂、眼瞼腫瘍、さかさまつげ、鼻涙管閉塞)
陥入爪(巻き爪)など足や爪の変形
多汗症、腋臭症
美容医療:しわに対するボトックス、ヒアルロン酸、IPL(光治療)。
 あざ、しみ、ほくろのレーザー治療
 重瞼術、豊胸術、しわとりなどの美容外科手術

形成外科2
日本形成外科学会の認定施設になっています。