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診療の特色
三浦半島地区の基幹病院の消化器内科として、いつでも対応できる高水準の医療を提供するため、消化器外科、放射線科、病理科と密接な連携を保ち、消化器疾患全般にわたる診断・治療を、先端医療機器を駆使して行っている。2008年6月に消化器内科と外科(消化器系)による消化器病センターが開設され、より一層合理的で高度な診療が可能になっている。特に胃・大腸・胆道疾患の診断・内視鏡下治療および慢性肝炎・肝硬変・肝がんの診断・治療に力を注いでいる。
診療内容
食道から肛門に至る消化管と肝臓、胆嚢、膵臓に関連した疾患の診断や治療を担当する内科です。おなかの痛みや、便通の異常、おなかのできものを触れるなど、おなかに関連した症状の多くは消化器内科の担当になります。また、健診での肝機能障害や便潜血陽性などに対する精密検査も消化器内科で行います。
主な取り扱い疾患
疾患名 | |||
---|---|---|---|
胃潰瘍 | 十二指腸潰瘍 | 食道静脈瘤破裂 | 食道癌 |
マロリーワイス症候群 | 逆流性食道炎 | 胃癌 | 大腸癌 |
潰瘍性大腸炎 | クローン病 | 細菌性大腸炎 | 直腸潰瘍 |
虚血性大腸炎 | 急性肝炎 | 慢性肝炎 | 肝硬変症 |
肝臓癌 | 胆石 | 胆嚢癌 | 胆嚢癌 |
総胆管結石 | 胆管細胞癌 | 急性膵炎 | 慢性膵炎 |
膵臓癌 | 大腸ポリープ | 肝細胞癌 | 腸閉塞 |
アルコール性 | 胆道癌 | 己免疫性肝炎 | 原発性胆汁性肝硬変 |
膵癌など | |||
症状名 | |||
腹痛 | 嘔吐 | 発熱 | 吐血 |
下血 | 黄疸など |
診療実績
検査 | 治療 | ||
内容 | 件数 | 内容 | 件数 |
上部消化管内視鏡 | 6,600 | 内視鏡下粘膜切除術・粘膜下層剥離術 | 75 |
下部消化管内視鏡 | 2,100 | 胃・十二指腸潰瘍出血止血術 | 220 |
内視鏡下逆行性胆管膵管造影 (ERCP) |
240 | 内視鏡的胃瘻造設術 | 40 |
超音波内視鏡 | 80 | 下部消化管内視鏡下ポリープ切除術 | 410 |
腹部超音波検査 | 3,600 | C型慢性肝炎PEG-IFNリバビリン併用治療 | 40 |
腹部血管造影 | 250 | 肝動脈塞栓術 | 140 |
肝生検 | 30 | ラジオ波焼灼術 | 20 |
尿素呼気試験 | 600 | 経皮経肝胆道ドレナージ | 20 |
ERCPドレナージ | 70 |
- その他:食道がん、胃がん、大腸がん、胆道がん、膵臓がんの化学療法。潰瘍性大腸炎の難治例に対する白血球・顆粒球除去療法。クローン病、肝細胞癌などに対する分子標的薬治療。カプセル内視鏡、小腸内視鏡による小腸病変の診断・治療など。
【医療設備】各種電子内視鏡、超音波内視鏡、カプセル内視鏡、ヘリカルCT、MRI、超音波診断装置、血管造影装置(DSA)、核医学診断装置
専門用語の解説
わかりにくい病名・専門用語について、簡単に解説いたします。
個々の患者さんの病名・病状については主治医にお問い合わせください。
専門用語 | 解説 |
---|---|
内視鏡診断 | 内視鏡を使用して病変を直接観察して病気を診断します。場合によっては観察中に、病変部から組織の一部を採取して顕微鏡検査を行い、良性・悪性の診断をすることもあります。 |
超音波内視鏡 | 内視鏡の先端に超音波診断装置をつけたもので、実際観察している粘膜の奥の状態の診断を行います。 |
内視鏡的治療 | 内視鏡を使用して色々な治療を行います。異物(義歯、魚骨、寄生虫など)摘出、出血の治療(潰瘍や静脈瘤の止血)、ある種の早期癌の治療(粘膜切除術、粘膜切開・剥離法など)、ポリープ切除(ポリペクトミー)、閉塞性黄疸の治療、狭くなった場所(狭窄部)の拡張、胃瘻造設など |
慢性肝炎の最新治療 | B型慢性肝炎に対してのラミブジン(B型肝炎ウィルスの増殖を抑える効果のある飲み薬)による治療やC型慢性肝炎に対するインターフェロンとリバビリン(C型肝炎ウィルスの増殖を抑える効果のある飲み薬)の併用治療など、今まで治療が困難であった病気の状態に対しても治療が可能になりました。 |
肝癌の最新治療 | 肝癌の一部の症例では、皮膚を通してマイクロ波やラジオ波を発生する針を病変部分に刺して治療することにより、開腹手術に匹敵する治療効果をあげることが可能になりました。 |
ピロリ菌の除菌治療 | 胃・十二指腸潰瘍の多くがヘリコバクタ ピロリの感染が原因で発生していることが明らかになり、この菌を飲み薬で除菌することにより、潰瘍の再発を予防できることが明らかになりました。 |