ごあいさつ



リハビリテーション科の紹介(PT,OT,STを含めた詳細はこちら)




  • 運営方針
    三浦半島地区の医療ネットワークの中核として機能するリハビリテーション部門を堅持します。
  • 目標
    三浦半島地区の高度急性期病院を支えるリハビリテーション部門を堅持します。
  • ごあいさつ
    当院は、735床(2024年3月 許可病床)、救急救命センター(ECU)や集中治療病床(ICU)を有する高度急性期病院です。リハビリテーション科では、多くの診療科の入院患者様の急性期リハビリテーションに携わっています。術後や発症早期の患者様はもとより、救命救急センターにおいても早期から積極的なリハビリテーションを実施し、身体機能、生活動作などの改善を図り、早期退院に向け活動しています。中枢神経や、整形外科、循環器関連の認定・専門資格や、関連学会の資格を有する理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が複数在籍し、患者様のリハビリテーションに従事しています。カンファレンスなど多職種との連携のもと、患者様の治療に、我々のリハビリテーションがよりお役に立てるよう日々励んでおります。
    また、横須賀三浦医療圏において数少ないリハビリテーション専門診療を提供する病院として、体の不自由な人の様々な相談に対応しております。補装具の作製、痙縮治療(ボツリヌス治療等)はもちろん、介護保険等に基づく療養内容の見直しや妥当性評価なども行っています。
リハビリテーション科
部長  花田拓也
技師長 山村孝司
技師長 武生新吾

リハビリテーション

施設基準

心大血管リハビリテーション(Ⅰ)
脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)
廃用症候群リハビリテーション(Ⅰ)
運動器リハビリテーション(Ⅰ)
呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)
がん患者リハビリテーション料
早期離床・リハビリテーション加算

部門紹介

理学療法(PT:Physical Therapy)部門
  • 紹介
    【市民の皆様】
    理学療法とは、病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。理学療法士はPhysical Therapist(PT)とも呼ばれます。ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。
    (日本理学療法士協会ホームページより)
    【医療関係者・就職希望の皆様】
    当院では、脳血管疾患、整形外科疾患、呼吸器疾患、心大血管疾患などの患者様を対象に、術前後、発症後早期の急性期から、医師および多職種と連携し、安全に効果的な理学療法を実施しています。早期離床や、機能・動作能力の改善、早期自宅退院を目指し、全身状態に合わせ介入しています。

  • 対象
    【心大血管等】
     急性心筋梗塞、慢性心不全、心臓外科術後(バイパス術、弁置換術など)、閉塞性動脈硬化症など
    【脳血管疾患等】
     脳出血、脳梗塞、急性・慢性硬膜下血腫、くも膜下出血、脳腫瘍、水頭症、脳外科術後、難病(パーキンソン病など)、脱髄疾患など
    【廃用症候群等】
     腎臓疾患(糖尿病性腎症、慢性糸球体腎炎、腎硬化症、ネフローゼ症候群など)、消化器内科・外科疾患、泌尿器疾患、内分泌糖尿病内科・皮膚科・形成外科(糖尿病および関連疾患)疾患、心不全など
    【運動器等】
    骨折(大腿骨頸部骨折、大腿骨骨折、下腿骨折、上肢骨折、骨盤骨折、多発骨折、脊椎圧迫骨折等)、変形性関節症(股・膝等)・人工関節術後、脊椎・脊髄疾患術後(頚髄損傷、頚椎症性脊髄症、腰部脊柱管狭窄症など)、靭帯損傷、四肢切断など
    【呼吸器等】
     慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎、呼吸器外科術前後、肺炎、Covid-19など
    【がん患者等】
     血液疾患(悪性リンパ腫、白血病、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫など)、外科(肝・胃・小腸・大腸など)術前後、脳腫瘍、呼吸器外科疾患(肺癌など)、泌尿器疾患、抗癌剤治療中など
    【集中治療領域】
     心肺停止蘇生後、重症呼吸不全、敗血症、熱傷、交通外傷、脳卒中など、救急搬送されECU、ICUに入院された患者様に対し、人工呼吸器装着中や様々な治療中の早期離床、廃用予防、機能・動作練習を実施しています。

  • チーム編成
    理学療法部門では、診療科別にチーム編成をしています。各チームには、疾患関連学会の資格を有する理学療法士が在籍し、病態に応じて専門的に介入しています。
チーム 対応診療科
集中治療領域 救急科、ECU、ICU、呼吸器外科、その他診療科
脳・神経系 脳神経外科、脳神経内科
循環器系・心リハ 循環器内科、心臓血管外科、呼吸器内科
内科系 血液内科、腎臓内科、内分泌糖尿病内科、皮膚科
外科系 整形外科、耳鼻咽喉科、産婦人科、小児科、泌尿器科、外科、消化器内科、形成外科
外来、精神 外来、精神科

(2024年4月)


  • PT室
    PT室
  • PT室
    PT室
  • PT室
    PT室
  • 小児訓練室
    小児訓練室
  • 心臓リハビリテーション室
    心臓リハビリテーション室
  • リハビリ
     

作業療法(OT:Occupational Therapy)部門
  • 紹介
【市民の皆様】
食べたり、入浴したり、人の日常生活に関わる全ての諸活動を「作業」と呼んでいます。病気やけが、もしくは、生まれながらに障害がある人など、年齢に関係なく、日常生活に支援を必要とするすべての人が社会とのつながりを「作業」を通じて作ります。
作業療法は、基本的動作能力(運動や感覚・知覚、心肺や精神・認知などの心身機能)、応用的動作能力(食事やトイレ、家事など、日常で必要となる活動)、社会的適応能力(地域活動への参加、就学・就労)の3つの能力を維持・改善し、「その人らしい」生活の獲得を目標にします。
急性期の作業療法は、病気やけがの直後から、リハビリテーションを開始します。将来の生活を見越し、その時の症状にあわせて、こころとからだの基本的な機能の改善を援助するとともに、新たな機能低下を予防します。その人が必要とする生活行為の獲得を目指して、自分で食べられるようになる練習、自分で住まいの中で移動できる練習、自分でトイレを使えるようになる練習を、行います。病気やけがの直後から作業療法が、高い効果を生みます。
(日本作業療法協会ホームページより)

【医療関係者・就職希望の皆様】
当院の作業療法は、発症早期や術後早期の患者様に対して、上肢・手指の機能練習や日常生活動作練習、自助具選定を行い、早期退院や生活能力の向上を目指します。実際の病棟生活場面での練習を行い、看護師と協力のもと、早期から生活の改善を目指します。また、高次脳機能障害の評価・練習を行い、自宅生活や職場に復帰するために、家族指導や環境調整、社会資源の紹介も行います。上肢機能や高次脳機能障害に対して、一部の患者様では外来でも対応しています。

  • 対象
【脳血管疾患等】
脳出血、脳梗塞、急性・慢性硬膜下血腫、くも膜下出血、脳腫瘍、脳外科術後、難病(パーキンソン病など)、脱髄疾患など
【運動器等】
骨折(上肢骨折)、脊椎・脊髄疾患術後(頚髄損傷、頚椎症性脊髄症など)、腱損傷、手の外科、四肢切断、外科(乳癌)など


  • チーム編成
作業療法部門では、「脳神経外科」、「脳神経内科・整形外科・外科・外来」の2チーム体制で介入しています。

チーム 対応診療科
脳神経外科 脳卒中
 上肢機能改善練習、ADL評価・指導、失語症以外の高次脳機能評価・練習
脳神経内科
整形外科
外科
外来
脳卒中
 上肢機能改善練習、ADL評価・指導、失語症以外の高次脳機能評価・練習
頚椎疾患・上肢骨折:
 上肢機能改善練習、ADL評価・指導、関節可動域練習、スプリント作成
神経疾患
 ADL指導、自助具選定、家族指導
乳がん
 関節可動域練習、自主練習指導
  • OT室
    OT室
  • OT室
     
  • OT室
     
  • OT室
     
  • OT室
     

言語聴覚療法(ST:Speech-Language-Hearing Therapy)部門
  • 紹介
【市民の皆様】
言語聴覚士とは、ことばによるコミュニケーションには言語、聴覚、発声・発音、認知などの各機能が関係していますが、病気や交通事故、発達上の問題などでこのような機能が損なわれることがあります。言語聴覚士はことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職です。また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。ことばによるコミュニケーションの問題は失語症や高次脳機能障害の他、聴覚障害、ことばの発達の遅れ、声や発音の障害など多岐に渡り、小児から高齢者まで幅広く現れます。言語聴覚士はこのような問題の本質や発現メカニズムを明らかにし、対処法を見出すために検査・評価を実施し、必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行います。
(日本言語聴覚士協会ホームページより)

【医療関係者・就職希望の皆様】
当院では、発症・入院早期から、摂食・嚥下障害、失語症、構音障害、高次脳機能障害、音声障害などを呈する患者様(主に成人を対象)に対し、発声・発音の練習、高次脳機能練習、口腔器官の運動や嚥下機能の練習を行っております。主な原因疾患は、脳血管障害、変性疾患、難病(パーキンソン病等)、高齢者、口腔・咽頭がん、肺炎などです。退院後、医師と相談のもと、一部の患者様では外来でも対応しております。栄養サポートチーム・口腔ケアチームなど、チーム活動に積極的に参加しています。

  • ST室
    ST室
  • リハビリ
     
  • 嚥下造影検査
    嚥下造影検査