ロボット支援システム
前立腺がんの根治治療の一つにロボット支援手術があります。他科に先駆けてロボット支援前立腺全摘をはじめました。
ロボット支援手術は、世界3,000台以上が使用されているダヴィンチと言う名前のロボットを使用します。高解析度の3D映像、自由に動く鉗子により、低侵襲で、より繊細、正確に手術を行うことができます。当院にもダヴィンチシステムが導入され2017年5月より手術を開始しました。
手術は全身麻酔で行います。
腹部に小さな穴を6ヶ所作り、ポートを入れ、それにロボットアームをドッキングして行います。術者は患者さんの横にある、サージャンコソールで行います。
<利点>
1.傷が小さく低侵襲で行える
2.出血が少ない
3.痛みが少ない
4.機能温存率の向上
などが挙げられています。
但し、頭低位で行うので、脳動脈瘤や緑内障の方はできないことがあります。
当院では安全で、質の高い医療を提供できるよう努めています。
手術風景
泌尿器科部長 小林一樹