血管造影検査
血管造影はカテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入し、そこから造影剤という薬品を注入してX線撮影を行ないます。これにより目的とする血管の描出をし、必要に応じて血管や臓器の治療を行なうことが出来ます。当院では2021年でおよそ1676件行われ、対象部位も頭頚部、胸部、腹部、骨盤部、上肢、下肢と多岐にわたっています。
また、くも膜下出血や交通外傷による腹部出血の止血など、緊急を要する検査・治療において専門のスタッフにより24時間体制で取り組んでおります。
簡易的なCTが撮影可能となったことにより、さらに高度な検査及び治療が行なえるようになりました。ここでの診療放射線技師は主に医師の補助としての役割が強いですが、近年、検査および治療が高度化し、透視時間が長くなる傾向にあるため、被爆線量の低減に重点を置いて検査しています。